折々の歳時記

2010年3月 3日 (水)

今日は楽しいひな祭り!

今日3月3日は、ひな祭り。

ひな祭りのご馳走は、お赤飯に蛤(はまぐり)のお汁、そして小さなお魚と春の若菜のお料理を小さな器にかわいらしく盛りつけます。

また、雛あられや菱餅などの雛菓子や、白酒も欠かすことのできないひな祭りの立て役者です。

そこで、ひな祭りを楽しく彩る“雛の膳”について、豆知識をご紹介いたしましょう。

◎ 蛤(はまぐり)

6fef252c_2蛤(はまぐり)は、二枚の殻(から)が一対となり、他の殻とは決してぴったりと合わないことから、夫婦の仲のよさを象徴する、めでたい貝とされています。

平安時代の貴族たちは、蛤の内側に絵を描き、揃いのふたつの絵柄を合わせて遊ぶ“貝合わせ”を楽しみました。

◎ 桃酒・白酒

Momotosirozake古代中国では、桃には邪気を祓(はら)う特別な力があるとされ、上巳(じょうみ)の節句に桃花酒を飲む風習があったそうです。
これが日本にも伝わり、平安時代の貴族たちは、桃の花びらをひたした酒を飲んだといわれています。

ひな祭りに白酒を供えるようになったのは、桃の花の赤い色に、白い色を添えて、紅白をめでたいとする風習からきています。

◎ 菱餅(ひしもち)

A0030_3菱餅には、古代中国の菱の実ばかりを食べて長生きした仙人にあやかって、のし餅を菱形に切り、娘の長寿を祈るという意味合いが込められています。

また、菱餅の色は、雪の中から新芽が出て、花が咲くことを表しています。

◎ 雛あられ

Hinaarare_2旧暦3月3日(新暦4月頃)は、草木が若々しく萌(も)え出でて、桜や桃など、春を象徴する花々が美しく咲き乱れる季節。この頃に人々は、野山に出て花を愛でる「野遊び」を楽しみました。

そして、野に出てひな祭りを楽しんだ平安貴族たちが、菱餅を持ち歩きやすくするために加工して作ったお菓子が「雛あられ」という訳です。


お嬢様のお健やかなご成長を祝い、雛人形を飾り、ご家族皆様で楽しいひな祭りをお祝いください。

2009年7月19日 (日)

暑い夏を元気に乗り切る!

今日719日は、“土用の丑(うし)の日”。江戸時代に、平賀 源内という蘭学者が、“土用の丑(うし)の日”にうなぎを食べるという風習をつくりました。

立秋前の1819日間の期間が、「夏の土用」です。今年は、87日が立秋ですから、「土用入り」は719日で、「土用明け」が86日となります。

夏の土用の期間は、暑さが厳しく夏バテをしやすい時期です。そして日本には、古くから「食養生」というならわしがありました。

K0130s_5うなぎが夏バテ防止に効果があると言われるのは、うなぎには、ビタミンB1をはじとするビタミンやミネラル類が豊富に含まれており、しかも高タンパクで消化もよいためです。

このビタミンB1は水溶性で、しかも熱に弱いため、夏の汗と共に身体の外に流れ出てしまいやすい性質をもっています。そして、ビタミンB1が不足をすると、身体がだるい夏バテの症状が出やすくなるのです。

ですから、夏の土用の時期にビタミンB1が豊富なうなぎを食べるということは、栄養学的にも、とても理にかなった夏バテ防止法である訳です。

また、うなぎにはエイコサペンタエン酸(EPA)やドコサヘキサエン酸(DHA)などの不飽和脂肪酸が多く含まれているため、血液中の中性脂肪やコレステロールを抑える効果があることも、見逃せない効用のひとつです。

今年は“土用の丑(うし)の日”が2回あります。二の丑は、731日。

ふらここスタッフも、うなぎの効用にあやかって、夏バテ知らずで暑い夏を元気いっぱいに乗り切って参ります!

2009年7月13日 (月)

7月13日は、お盆の入り

今日713日は、お盆の入り。お盆とは、1年に1回里帰りされるご先祖を家族全員でお迎えし、生前のご恩に感謝する行事です。

Image_bon1_7今は亡きご先祖の精霊を、どうお迎えをしようか、どうおもてなしをしようかと、ご家族皆様が温かい心を寄せ合うところに、お盆の行事の大切な意義があります。

お盆の時期は、都市部では7月、地方ではだいたい8月に行ないます。

13日の夕方、ご先祖の精霊をお迎えし、16日の夕方に
お送りします。

Image_bon2_6盆提灯は、精霊が道に迷わないように、目印として飾ります。

故人にとって初めて迎えるお盆を「新盆」といい、全国的に、特に手厚くお迎えする風習があります。

四十九日忌が過ぎている場合は、その年が新盆です。

皆様も是非、故人やご先祖の素敵な想い出を、子や孫たちにいっぱい聞かせてあげて、賑やかなお盆をお過ごしください。

詳しいお盆の風習は、こちらをご覧ください。


2009年7月 9日 (木)

ほうずき市で景気づけ

2009_07090009_6今日79日から10まで、東京・浅草の浅草寺でほおずき市が開かれています。

710日は、観音様の功徳日の中でも最もご利益があるとされる四万六千日。
この日にお参りすると四万六千日分に相当するということで、江戸時代中期からこの日のお参りが盛んになり、同時にほおずき市が立つようになりました。

浅草寺境内には450件余りの店が並び、よしず張りの店々では、ガラス風鈴付の千成ほおずきが売られます。

2009_07090014_5今日、ふらここスタッフも
ほうずき市に行って参りました。
梅雨明けも近づく頃の夏の風物詩、ほおずき市。お近くにお住まいの方は、是非、お出かけになってみてはいかがでしょうか!

2009年7月 7日 (火)

一年に一度、願いを込めて!

今日77日は、「七夕」のお祭りです。江戸時代には五節句のひとつとして、「ひな祭り(上巳の節句)」や「端午の節句」と同じように、とても盛大に行なわれていました。

S_illust479_thumb_7「七夕」は、中国から伝わった
牽牛(けんぎゅう)星と織姫
(おりひめ)星
の伝説と、棚機津女(たなばたつめ)の日本の伝説が合わさってできたといわれています。


牽牛星と織姫星の伝説とは、1年に1度だけ会うことを許された牽牛と織姫のお話。

織姫は、こと座のベガ。彦星は、わし座のアルタイル。天の川をはさんだこの2つの星が、視覚的に最も接近するのが七夕の夜。

もともと働き者の二人でしたが、夫婦になると仕事をせずに遊び暮らしたため、天帝の怒りに触れ、天の川をはさんで引き離されてしまいました。

悲しみにくれた二人は、心を入れかえて仕事に精を出すようになり、77日にだけ、天の川の橋の上で逢うことを許されるようになりました。

ちなみに、願い事を短冊に書いて笹竹に結ぶ風習は、江戸時代から始まったそうです。

ここ東京では、梅雨の晴れ間の今日、綺麗な星空が見れることをふらここのスタッフも心から期待しています!

2009年5月 5日 (火)

すくすくと元気に育て!

今日5月5日は、「端午の節句」。「端」は“初め”という意味で、「端午」とは“月の初めの午(うま)の日”のことを表します。

Hanash11_2この行事は中国から日本へ伝わったものですが、中国では、この日に野に出て薬草を摘(つ)む風習がありました。
そして、蓬(よもぎ)で作った人形や、菖蒲(しょうぶ)で編んだ薬玉(くすだま)を軒先に飾り、菖蒲酒(しょうぶざけ)を飲むなどして、身の穢(けが)れを祓(はら)いました。

奈良時代に日本にこの風習が伝わり、日本では、田植えの前に豊穣(ほうじょう)を祈る行事として行なわれるようになります。
強い香気をもつ蓬(よもぎ)や菖蒲(しょうぶ)の葉は、魔を祓(はら)い清める力があると信じられていたことから、人々は、民家の屋根や庭にこれらの葉を敷き詰めて魔除けとし、田の神をお迎えして、豊穣(ほうじょう)を祈りました。


597t5857これが鎌倉時代になると、菖蒲は尚武(しょうぶ)に通じるとして、男子を中心とする祝いの行事になります。

現代では、5月5日には
五月人形や菖蒲の花を飾り、鯉のぼりを立てて、男の子の健やかな成長を祝います。

ご両親や祖父母の温かい愛情をいっぱいに詰め込んだ、端午の節句。皆様には、
五月人形を飾って、素敵な端午の節句を楽しまれていることと思います。

ご家族皆様のたくさんの笑顔にあふれる楽しいお祝いでありますように、心よりお祈り申し上げております。

※ 画像提供/室礼三千

2009年3月20日 (金)

今日のあることに感謝!

今日3月20日は、「春分の日」。また、この日を別名「彼岸の中日」といい、その前後3日ずつ、合計7日間が「春のお彼岸」です。

Mar_053_2お彼岸には先祖を敬い、亡くなった人々を偲んでお墓参りをする風習が、日本には古くからありました。

春分の日には、太陽が真東から昇り、真西に沈みます。
このことから、“真西に沈む太陽が、西にあるとされる極楽浄土を指し示す”という仏教の教え(「西方浄土」の思想)に基づき、この風習ができあがったといわれています。

また、春分の日には昼と夜の長さが同じになることから、
このことが仏教が説く「中道」の精神にも適っていると考えられ、前述の「西方浄土」の思想ともあいまって、お彼岸の墓参りが広く普及したという訳です。

五月人形の販売もいよいよ忙しくなって参りましたが、この日ばかりはふらここのスタッフも、ご先祖の遺徳を偲び、今日のあることに感謝しつつ、合掌。

2009年3月 3日 (火)

我が子の幸せを願って!

今日3月3日は「ひな祭り」。もう雛人形を飾って、お祝いを楽しまれた方も多いと思います。

ひな祭りは、元は中国から伝わった“上巳(じょうみ)の節句”が起源ですが、「上巳(じょうみ)」とは、旧暦3月最初の巳(み)の日のことをいいます。

いにしえの時代、季節の節目には邪気に見舞われやすいと考えられていたため、この日を穢(けが)れを祓(はら)う大切な日としていました。
また、平安時代に貴族の女の子の間では、“ひいな遊び”と呼ばれるおままごと遊びが行なわれていました。

この“ひいな遊び”と、中国から伝わった“上巳(じょうみ)の節句”が一緒になって、日本ならではの“ひな祭り”が生まれました。

597t7724_rj_2ひな祭りには、お部屋に雛人形を飾り、桃の花をあしらって、女の子の美徳と貞節を意味する蛤(はまぐり)を使ったお吸い物や、桃の花びらを浮かべた白酒や、菱餅などの縁起の良いものでお祝いをします。

このひな祭りには、我が子の穢れ(けがれ)や厄(やく)を雛人形に代わってもらい、健やかに幸せに育つように!との、両親や祖父母の深い愛情が込められているのですね。

ご家族皆様の笑顔と笑い声にあふれ、その真ん中でお子さまのいっそうの笑顔が輝いている。
ほのぼのと温かい、そんなひな祭りでありますように、心からお祈り申し上げております。

※ 画像提供 / 室礼三千

2009年2月 3日 (火)

新しい春に、福を願って!

今日3日は「節分」。「節分」とは、「季節の分かれ目」という意味で、四季(春夏秋冬)の始まりである「立春」の前日です。

昔の人は、季節の変わり目には邪気(悪いもの)が入りやすいと考えていたため、家の中から悪いものを追い出して、素敵な春が始まるように豆まきをしました。

Illust613_thumb_2悪い出来事は鬼の仕業であり、その鬼の目(魔目)に豆を投げつけて魔を滅する(魔滅)のが「豆まき」という訳です。

豆まきは、玄関や窓を開けて、まず最初に外に向かって「鬼は外!」と2回。次に家の中から内に向かって「福は内!」と2回。

Illust624_thumb_4 そのあと鬼が戻らないように、また福が逃げないように戸や窓を閉めてから、「さらに一年、福が続くように」との願いを込めて、自分の年齢よりもひとつ多く豆を食べます。

さて、ふらここも元気いっぱい「福は内♪♪」

2009年1月 7日 (水)

七草粥で元気百倍!

今日7日は「七草(ななくさ)」。江戸時代には、「人日(じんじつ)の節句」として五節句の一つに数えられ、武家の公式な祝日とされていました。

「人日の節句」に七草粥(ななくさがゆ)を食せば、一年を無病息災に過ごせると考えられ、前日に摘んだ若菜を、この日の朝、七草粥として戴きます。

若菜の持つほのかな苦味は、旬だからこそ味わえる春の味ですが、塩を少々加えた熱湯でアク抜きをしてお粥に入れると絶品。身体の芯から元気になる気が致します。

以下に、七草を簡単に紹介します。

Photo_2芹(せり):精を養い血脈を整え、神経痛、通風、リウマチなどに効くといわれています。

Photo_3薺(なずな):煎薬として利尿、解熱、洗眼に用いられますが、ぺんぺん草として親しまれている植物です。

Photo_4御形(ごぎょう):乾燥させて、咳(せき)・痰(たん)の薬として用います。

Photo_5繁縷(はこべら):天日乾燥させて用いると、産後の浄血、催乳に効くといわれています。

Photo_6仏の座(ほとけのざ):胃腸に良い食べ物です。

Photo_7菘(すずな):蕪(かぶ)のこと。葉にはカロチンやビタミンを多く含み、消化促進効果があるといわれています。

Photo_8蘿蔔(すずしろ):大根のこと。ビタミン豊富な葉と、根には消化促進効果があります。

さて、ふらここも七草粥を戴いて、元気に雛人形づくりに励んで参ります。